医学部学士編入試験の受験を考えてるけど
TOEICとTOEFLはどうすればよいか悩む方は多いと思います。

そもそも何点あれば良いの?
足切りさえ越えれば問題ない?
他の受験生は何点くらい?

などの情報をここで、まとめてご紹介させて頂きます。

点数換算される大学

まずは、大阪大、香川大、名古屋大、弘前大といった
外部試験が点数換算されるような大学では

言わずもがな、点数が高ければ高い方がいいです。

大学にもよりますが、これらの大学は目安としてはTOEICで850〜950点
TOEFLで85〜100点くらいが正規合格の目安になってきます。

(弘前大はTOEFL40~50点ほどでも過去に合格例があります)。

例外的に、長崎大は点数換算されますが、生命科学(600点)に対して英語(50点)と英語の割合が非常に低いですので、このような大学の場合は足切りを越えれば十分と考えます。

どちらにせよ、長崎大学は仮にTOEFLが70点でも、英語の点数換算で0点となるような特殊な換算式(公表はされていない)ので、非常に高得点を狙うか、足切りギリギリを狙うかのどちらかになるかと思います。

点数換算されるか分からない大学

これは募集要項等で外部試験の取り扱いが明記されていない大学を指します。

このような大学に関しては正直何点取っておけば良いかは定かではありませんが、いくつかの傾向があるのでご紹介させて頂きます。

・TOEFL、TOEIC、英検、IELTSなど、受験するうえで、どの外部試験でも受験できる大学

琉球大学がこの大学に当てはまります。
このような大学は、足切りに使われているだけの可能性が高いです。

なぜなら、あらゆる外部試験を優劣をつけて公平に判断するのは非常に難しく、点数化もしているとは考えにくいからです。

TOEICとTOEFLの比較だけならまだしも、英検1級とTOEIC900点などでは優劣のつけようがありません。

ですので、このような大学は足切りを超えればOKと考えます(あくまで可能性ですが)。

特に琉球大は、大学独自の英語試験(科目名は小論文)も課すので、外部試験を足切りだけに使用している可能性は高いかもしれません。

・TOEICだけ、TOEFLだけなど、必要な外部試験が限定されている場合

こちらは公にされてませんが、合否に関与している可能性が完全に否定できません。
ですので、高得点を目指すことをおすすめします。

特に、募集要項で「外部試験と1次試験の科目を総合して、1次試験の合格者を決める」などの記載があったら、ほぼ確実に高得点の方がよいです。

とはいえ、目指せば目指すほど上には上がいるので
気にしすぎて、他の科目の対策がおろそかになるのはよくありません。

過去の合格者からみるに

東京科学大(医科歯科大)や岡山大では、TOEFL 90点以上を目安に

島根大、愛媛大などTOEICだけを課す大学は800点以上あると安心できます。

あくまで目安ですが、以上の点数を目標にしてみてください。

岡山大は80点以下だと書類選考で落とされる可能性が高いです。

・外部試験を課しているが、必要な点数が指定されていない

富山大、金沢大、高知大などがこの大学に当てはまります。

何点以上必要と記載されていれば、
足きりだけに使っていることも考えられますが

このようなスコアの提出だけを求められる大学は、
足きりには使用していないと思われます。

つまり、足きりに使っていないということは
大学側で点数化され、合否に関与する可能性が高いので

高得点が必要となる可能性が高いです。

実際に、ここ数年の金沢大(一般枠)の合格者はTOEFL 90点以上の取得者となっています。

※注意が必要なのが、TOEFLの点数だけで全てが決まるわけではありません。
90点以上ないから絶対に受からないということはないので、あくまで目安としてください。

また外部試験を点数化するからといって、長崎大学のように非常に配点が低い可能性も考えられます。

・その他大学

北海道大学と鹿児島大学に関しては、
TOEICでもTOEFLのどちらでも受験できますが、募集要項に外部試験の扱いがはっきりと書いてありません。

このような大学では、当塾としては足切り+50~80点ほど(TOEIC)で出願してよいかと考えています。

対策すべき科目数も比較的多いので、そこまで外部試験で高得点を狙わずとも、
しっかりと他の科目の対策をすれば十分に合格は狙えると考えます。

TOEICとTOEFLの選択

TOEICとTOEFLはどちらを対策した方がいいのか迷った場合は、
絶対にTOEICで高得点を目指しましょう。

理由は、SpeakingやWritingのないTOEICの方が点数が対策をしやすく、高得点を取りやすいからです。

ですので、大阪大、北海道大、富山大、鹿児島大などの
TOEICでもTOEFLでも受験可能な大学は

(併願校にもよりますが、)TOEICで高得点を目指してください。

多くの大学の換算表をみても
不思議とTOEFLは点を取るのが難しいのにも関わらず、不遇な扱いを受けています。

一方で、上記のような理由から
医科歯科大、岡山大、金沢大、弘前大のようなTOEFLでしか受験できない大学は必然的に倍率が下がります。

TOEFLの点数を持っている受験生は意外と少ないからです。

逆張りで、SpeakingやWritingに自信がある方は
TOEFLを受験し、上記のような大学を受験されるのもよいかもしれません。

英語が得意なのであれば、両方とも受験するのも一つの手です。

TOEFLの対策をしていれば、TOEICの点数もある程度伸びると思われます。

まとめ

【大学名】【TOEFL】【TOEIC】【目標/目安】
北海道大71点680点TOEFL 80点
TOEIC 750点
弘前大×TOEFL 60~70点
東京科学大80点×TOEFL 90点
名古屋大TOEFL 87点
TOEIC 895点
富山大TOEFL 80点
TOEIC 800点
金沢大×TOEFL 90点
大阪大TOEFL 102点
TOEIC 900点
島根大×600点TOEIC 800点
岡山大60点×TOEFL 90点
香川大×600点TOEIC 800点
愛媛大×600点TOEIC 800点
高知大TOEFL 80点
TOEIC 800点
長崎大42点1150
(S&W含む)
足切り超えるか
TOEFL 80点以上
鹿児島大64点720点TOEFL 70点
TOEIC 800点
琉球大61点600点足切り超えれば
※目標と目安はあくまで参考です。他の科目の出来や併願校によって大きく変化してきます。

結論、大学によってとるべき点数は異なりますが、
「ほとんどの大学で高得点を取った方がよい」という結論になります。

医学部学士編入試験を受験するうえで
まずは最低限、TOEICなら750点、TOEFL 70点くらいを取得しておくと

多くの大学が受験できるようになるので
受験を考えてるが、本当に受験するか分からないという場合は

まずは上記の点数を目指されてもよいかもしれません。

結果次第で、志望校は変えられますし
外部試験の対策を通じて基礎英語力も鍛えられます。

仮に、外部試験が高得点をとれない方でも安心してください。

外部試験を課さない大学で、大学独自の英語試験をしっかりと対策して合格された例も多くあります。

究極的には編入試験はどれだけ情報を集め
それに特化した対策をできるかの勝負です。

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