鳥取大学 医学部学士編入試験 傾向と対策のページとなります。
受験を考えられている方、ぜひご活用ください。
人気と倍率
倍率は過去数年間の平均で約9倍であり、
医学部編入試験全体平均の19倍と比較して、低い。
鳥取県周辺の県(鳥取県、島根県、岡山県、広島県、兵庫県)の高等学校を卒業した者の高校卒業 or 父母いずれかの現住所が鳥取県 でないと受験できないので、必然的に倍率が下がっている。
推薦書も英語の外部試験もいらないので、受験資格のある方はぜひ受験を検討してもらいたい。過去問に関しては学務課で閲覧が可能。
基本情報
【大学名】 | 鳥取大学 |
【募集人数】 | 5名 (全て地域枠) |
【出願時期】 | 5月 |
【筆記試験】 | 6月 |
【面接】 | 6月 (筆記と同日) |
【推薦書】 | × |
【TOEFL】 | × |
【TOEIC】 | × |
【科目】 | 基礎科学 (生命科学/化学) 英語 |
【その他】 | 面接 |
【注意事項】 | 筆記と面接は同日 鳥取県周辺の 県の高校卒業 or 父母いずれかの 現住所が鳥取県 卒業後 病院指定 |
傾向と対策(基礎科学)
基礎科学
年度 | 実施年 | 問1 | 問2 | 問3 | 問4 | 問5 |
2018 (H30) | 2017 (H29) | 生化学 | 生理学 | 生理学 分子細胞生物学 | 組織学 | |
2019 (H31) | 2018 (H30) | 生理学 | 分子細胞生物学 | 生理学 | 分子細胞生物学 | 生化学 |
2020 (R2) | 2019 (H31) | 分子細胞生物学 生理学 | 生理学 | 遺伝学 | 分子細胞生物学 (実験考察) | 分子細胞生物学 (実験考察) 生化学 |
2021 (R3) | 2020 (R2) | 分子細胞生物学 免疫学 | 化学 | 分子細胞生物学 | 分子細胞生物学 (実験考察) 生理学 | |
2022 (R4) | 2021 (R3) | 免疫学 | 生理学 | 生化学 | 生理学 | 分子細胞生物学 |
2023 (R5) | 2022 (R4) | 分子細胞生物学 生理学 | 化学 | 分子細胞生物学 遺伝学 | 分子細胞生物学 生理学 | |
2024 (R6) | 2023 (R5) | 分子細胞生物学 | 遺伝学 | 化学 生化学 分子細胞生物学 (実験考察) | 分子細胞生物学 (実験考察) | |
2025 (R7) | 2024 (R6) | 免疫学 | 生理学 | 生化学 | 化学 分子細胞生物学 |
大問は4~5問構成、時間は120分と長く、英語よりも点差が分かれるだろう。
生命科学に加え、高校化学の範囲が出題される傾向にあり、特に理論化学と有機化学の対策は必須である。
【化学の対策】
基礎『化学 入門問題精講』or『化学 基礎問題精講』
標準『化学 標準問題精講』or『実戦 化学重要問題集』
化学と生命科学ともに、問題の難易度はそこまで高くない。見慣れた問題も多く、生命科学に関しては当塾のテキストを完璧にしていれば十分に高得点を狙える。分子細胞生物学のみならず、生化学、生理学、免疫学など幅広い分野から出題されるので、広く対策はしておくこと。
また、実験考察系の問題の出題頻度も高い。PCR、電気泳動、抗体を使った実験など原理と共に問題演習を積んでおくこと、当塾のテキストでいうと1-12章の単元である。
傾向と対策(英語)
英語
試験時間は60分。大問は2題で長文読解2題の構成である。1次通過は7割程度か。割と英語は高得点争いになりやすい。
Nature誌からの出典を好み、題材は医療系によっている印象。編入試験には珍しく単語、並び替え、穴埋め、抜き出し、和訳、英訳などの一般入試のような問題も多い。
文章は比較的短めで、注釈も多く、語彙レベルが非常に高い印象は受けないので、Science DailyやNature News&Viewsなどのサイトで読みやすい医療系や基礎系の英文を多読することをすすめる。
問題演習に関しては悩ましいが、過去問が手に入りにくいので『島根大学の編入試験』や『旧帝大などの国立大学の一般入試』で演習をこなすのがよい。比較的、問題として似たような印象を受ける。
島根大学の編入試験であればこちらから3年分過去問と解答を閲覧できる。(当塾の生徒にはそれ以上遡ってお渡ししています)。
他の大学の編入試験と比較して問題の傾向が大きく異なるので、対策方法は変える必要がある。長文読解のみならず、単語や文法もしっかり対策すること。文法系の対策に時間をかけるのは編入試験において、あまりおススメできないが、鳥取大学の志望度が高い受験生はしっかり対策した方が良い。
面接
面接官は2人 時間は15分
入室するとカードがおいてあり、そのカードをめくり、書かれている題材に関して1分間考え、そのあと回答する。
題材は『自分の経験を踏まえて、鳥取県の地域医療にどう貢献できるか。』
毎年同じである保証はないが、鳥取大学が全員地域枠であることを考えると、上記の問に対してはどの年度であっても十分に考えておく必要がある。
他にも下記のような特殊な質問がされているので注意すること。
・鳥取県医師養成確保奨学金制度について知っているか
・知っているとしたらどのような制度か
・鳥取にゆかりは?
・鳥取で実際働くことにどういう印象があるか
・鳥取でどのように貢献できるか
・鳥取にずっと残るか
・今働いている中でリーダーとして活躍した経験はあるか
・尊敬する医師は
鳥取県医師養成確保奨学金制度とは鳥取大学の志望動機に下記のように記載されている。詳細に関してはこちらの鳥取県のHPを確認してもらいたい。
当然上記の質問以外にも、医師の志望理由や、鳥取大学の志望理由、将来のビジョンなど一般的な質問に関しても用意しておくこと。
面接対策
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