北海道大学 医学部学士編入試験 傾向と対策のページとなります。
受験を考えられている方、ぜひご活用ください。

人気と倍率

倍率は過去数年間の平均で約18倍前後であり、
医学部編入試験全体平均の19倍と比較して、大きな差はない。

旧帝大であり、推薦書が不要な点が倍率を上昇させる一方、幅広い科目を学習しなければならないため、この倍率に落ち着いていると考えられる。

全体を通して大学範囲と高校範囲が混在しており、捨て問ととるべき問題がはっきりしている印象である。
比較的、生命科学や統計に関しては得点源になる傾向にあり、物理化学に関しては分からなければ即捨てる勇気が欲しい。

また、科目としての出題はないが、物理や統計を対策する中で微積分や漸化式などの数学の知識を必要とするケースが多いので文系出身の方は、注意が必要である。

過去問に関しては過去3年分こちらから請求可能なので、受験を考えている方は取得することを勧める。(当塾の生徒には過去6~7年の試験問題を無料で提供しています)。

基本情報

【大学名】北海道大学
【募集人数】5名
【出願時期】7月
【筆記試験】8月
【面接】10月
【推薦書】×
【TOEFL】71点
【TOEIC】680点
【科目】生命科学総合問題
(物理、化学、生命科学、統計)
【その他】課題論文、面接
【注意事項】-

傾向と対策

生命科学総合問題

年度実施年問題Ⅰ問題2問題3問題4
2018
(H30)
2017
(H29)
生理学化学物理学統計学
2019
(H31)
2018
(H30)
物理学統計学分子細胞生物学化学
生化学
2020
(R2)
2019
(H31)
物理学統計学分子細胞生物学化学
生化学
2021
(R3)
2020
(R2)
物理学統計学分子細胞生物学化学
2022
(R4)
2021
(R3)
物理学統計学分子細胞生物学化学
2023
(R5)
2022
(R4)
物理学統計学分子細胞生物学化学
生化学
2024
(R6)
2023
(R5)
物理学統計学分子細胞生物学化学
※生命科学は①分子細胞生物学、②生化学、③免疫学、④生理学、⑤遺伝学の5つの単元に分類して記載しています。

例年、大門は4題。時間は2時間。概ね、物理学、統計学、分子細胞生物学、化学の順で出題がされる。高校~大学範囲まで幅広く出題がされるが、5~6割が1次通過のラインのようであるため、必ずしも全ての科目を大学範囲まで完璧にする必要はない。

おススメの対策は『浅く広く対策し、高校範囲と大学範囲の典型問題を確実にとる』勉強法である。
以下、科目別の対策方法について詳細を記す。

【生命科学】
できれば完答か1ミスを目指したいので、大学範囲の生命科学までしっかりと対策すること。当然、他の大学の受験も控えていると考えられるので、この辺りは全受験生に共通であると考えられる。

特に、分子細胞生物学と生化学の出題が目立つため、それらの対策を優先することを勧める。生理学は、2018年度に出題されたきりであるので、優先度は低い。免疫学はここ数年出題されていないように思われる。

【統計学】

基本的な統計用語、期待値、分散、散布図、箱ひげ図、母比率の推定、相関係数、オッズ比、χ2検定、感度/特異度などが過去に出題されている。『医療統計わかりません』で基本をさらった後、『統計検定 2級 公式問題集 [CBT対応版]』『単位が取れる 統計ノート』などの2冊を実施するのが一番対策として適しているように思える。統計を対策するうえで一番悩ましいのが、演習量不足であるため、当塾の生徒にはこれらの教材を終えた後、各大学の編入試験の統計部分を集めたオリジナルの問題集の実施も検討してもらっている。

生命科学同様、波はあるものの比較的点数を取りやすい科目であるので、ここでもできるだけ点数を稼ぎたい。上の3冊を仕上げて、当日初見の問題がでたら、慌てず平常心で捨てて構わない。繰り返しになるが、北海道大学は捨てる勇気が非常に大事である。

【化学】

大学範囲からは無機化学、有機化学、量子化学などが過去に出題されているが、中途半端な対策では解けない難問も多く、差がつかない。よって、当塾としては、化学科出身、阪大との併願などの特別な場合を除き、大学範囲の化学は捨て、高校化学を完璧にすることをお勧めする。実際、それらを捨てても合格しているケースは多く、高校化学を完璧にすることが(併願校にもよるが)一番効率がよいと考える。大学範囲を対策するとしても、他の大学との相性がよい有機化学くらいかと思われる。

化学の初学者であれば『化学 入門問題精講』、『化学 基礎問題精講』あたりから
化学を大学受験で使用した方であれば『化学  標準問題精講』、『実戦 化学重要問題集』のどちらかがおススメになる。

上記が合わない方は、『Doシリーズ』などもお勧めである。

仮に大学範囲の有機化学を対策するのであれば『有機化学演習―基本から大学院入試まで』が医学部編入試験では鉄板となっている。

【物理】

物理に関しては、大学範囲までしっかりと仕上げたい。科目の特性上、大学範囲が高校範囲を包含できる傾向にあるので、大学受験で物理を受験に使用した方(高校物理の基礎がある方)はいきなり大学物理から取り組んでもらってもよい。

単元ごとで仕上げるのも一つの手である。その場合、(物理数学 ⇒) 力学 ⇒ 電磁気 and 熱力学 ⇒ 波動 ⇒  原子物理 の順に対策するのがよい。偏微分などの物理を学ぶための数学をはじめに実施するか、単元ごとで出てきたらその場で理解するかはどちらでもよい。北海道大学は数学が絡んだ出題が多いように思えるので、どちらにせよ避けることはできない。

高校物理の対策(基本的な参考書で問題ない)
超基礎『宇宙一わかりやすい高校物理 力学・波動』、『宇宙一わかりやすい高校物理 電磁気・熱・原子
基礎『物理のエッセンス 力学・波動』『物理のエッセンス 熱・電磁気・原子
※エッセンスが合わなければ、入門問題精講、基礎問題精講でもよい。
標準『ひとりで学べる秘伝の物理問題集』or『良問の風

大学物理の対策(①か②のどちらか片方)
①『単位が取れる 物理数学』 ⇒ 『単位が取れる 力学 』⇒『単位が取れる 電磁気』『単位が取れる 熱力学
②『マセマ 初めから学べる 力学』『マセマ 初めから学べる 電磁気』⇒『マセマ 初めから学べる 熱力学

上記2つの『単位が取れるシリーズ』『マセマ 初めから学べるシリーズ』がおススメである。
初めから学べるシリーズ『マセマ スバラシク実力がつくと評判の○○学』までは北大ではオーバーワーク気味なので、余力があればという印象。

面接

試験官は例年3名、時間は15分程度と一般的である。質問に関しては、1分間の自己紹介が特徴的である。十分に用意、練習しておくこと。恐らく、どの面接官に当たるかによって、質問が変わってくるので、下記の質問に滞りなく答えられるようにしておけば特に問題はないように思える。

・1分で自己紹介(自己PR)せよ
・小論文に関しての感想
・なぜ医学部か
・なぜ編入か
・なぜ高校時代に目指さなかったのか
・なぜ北海道大学か、北海道大学でやりたいことはあるか
・北海道の寒さは大丈夫か
・再受験は考えているか
・将来志望する科はあるか
・臨床か研究か
・その科でどのような医師になりたいか
・これまでの専門をどう活かすか
・どのようなキャリアを描いているか
・一般入試で入学する生徒とはどう違うか
・強みや弱み
・研究経験はあるか?どのような研究をしたいか?
・卒論について
・印象に残っている研究は?論文は?
・最近気になっているニュースは
・どのような仕事をしていたか
・仕事での苦労やトラブルをどのように対処してきたか
・教訓にしているものはあるか

追加で、直近のノーベル賞や医療関係のニュースは情報を整理しておき、自分の意見を言えるようにしておきたい。例えば、「コロナウイルスワクチン接種の反対派に関してどのように思いますか?」などの時事ネタが絡んだ質問は割と差が出る。

面接対策

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